活動報告 / ブログBLOG

レポート

2019.09.26

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ユース・カンファレンス2019に登壇しました!

2019年9月21日,Marriage For All Japan(マリフォー)の代表で弁護士の寺原真希子が,一般社団法人日本若者協議会主催の「ユース・カンファレンス2019~全世代で考える,これからの教育と社会」のトークセッションに登壇いたしました。

 

日本若者協議会は,「若者の声を社会へしっかりと届けるための窓口」という位置付けで,欧州各国等で見られる「若者協議会(youth council)」をモデルに,若者の団体や個人が政党や政府へ直接声を届けるための仕組み作りを行っています。

 

当日は,終日にわたって様々なテーマでトークセッションが行われた中(ニコニコ動画での生配信も行われ,約2万人の方が視聴されたとのこと),寺原は,「新しい時代のダイバーシティ・インクルージョン」をテーマとしたトークセッションに,西村智奈美衆議院議員,Voice Up Japanメンバーで学生フェミニズムアクティビストの山下チサトさん,法政大学高校3年の木村賢斗さんと共に登壇しました。

左から,室橋さん,木村さん,山下さん,寺原,西村議員

 

まず,最初に,ファシリテーターの室橋祐貴さん(日本若者協議会代表理事で,慶應義塾大学政策・メディア研究科修士1年)より,選択的夫婦別姓制度と同性婚それぞれが必要な理由と法的課題について問いかけがありました。

 

寺原からは,現行法制度は,別姓希望カップルと同性カップル,いずれのカップルの婚姻の自由も侵害するものであって,それぞれ同姓希望カップルと異性カップルと比較して不平等な状況にあること,結婚という場面においてマイノリティーが差別を受けているという点で共通していること,法的にはいずれも憲法改正は不要で民法を改正すれば足りるので法的な課題は存在しないのであって,実現を阻んでいるのは「夫婦別姓や同性婚を認めると家族が崩壊する」という感情的な反対論であること,コアな反対派は割合的に多くなく,これらの問題について考えたことがなかったり関心を持ってこなかったという人たちが相当数を占めると考えられるので,当事者の生の声を届けて彼らが置かれている切実な状況を理解してもらうことが,地道なように見えるが最も大切なことであることなどをお話しました。

 

その後も,国会議員,弁護士,学生というそれぞれの立場から,選択的夫婦別姓,同性婚,そして多様性とは何かなどについて複数の観点でのディスカッションを行った後,会場からは,質問や意見が積極的に上がり,その中には,「頭では理解しているつもりでも,自分の中では,結婚というのは,男女間のものだという強い刷り込みがあって,そこからなかなか抜け出せない。どうやったら抜け出すことができるか。」という高校生からの質問もありました。

 

寺原からは,「私自身,昔からセクシュアル・マイノリティや同性婚のことを考えていたわけではない。10年前は無知で無関心だった。が,それを変えてくれたのは,あるゲイの弁護士で,彼から生の話を聞いて,自分の中の固定観念が一瞬で崩れた。そして最初は,無関心だった過去の自分の罪滅ぼしのような形で当事者の「支援」という気持ちで活動を始めたが,徐々に,これは「支援」ではなく自分自身のためにやっているという感覚が強くなっていった。マイノリティーに対する差別や偏見は,すべてに繋がる問題。自分の中の固定概念にもし疑問があるのなら,色々な人と話をして,生の声を聞くことが大切だと思う。」とお話しました。

 

日本若者協議会は,学生を中心とした若者たちによって運営されており,当日のスタッフさんもすべて学生さんのように見えました。それぞれが幅広い分野に対して興味関心を持ち,それについて意見交換し,発信する場を自ら作り続けているその実行力に,とても刺激を受けました。

 

マリフォーの平均年齢は日本若者協議会よりグッと高いですが(笑),若くても若くなくても,一人一人が平等な社会で生きていたいという思いは同じ。

もしまた日本若者協議会さんのユース・カンファレンスに呼んでいただくことがあれば,そのときには大きな進捗を報告できるよう,マリフォーは前に進み続けます!


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