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名古屋第2回期日&しゃべろう同性婚in名古屋!
「婚姻の自由をすべての人に」訴訟(名古屋)第2回期日報告
日時:2019年7月2日13時10分から13時40分
場所:名古屋地方裁判所 第1102号法廷
裁判官:桃崎剛裁判長 植村一仁裁判官 藤本理裁判官
内容:
- 被告第1準備書面の正式提出
- 原告第1準備書面及び求釈明申立書の正式提出
- 原告提出証拠の取調べ
- 堀江弁護士による原告第1準備書面及び求釈明申立書の要旨の陳述
- 求釈明を巡るやり取り
- 次回の裁判の日程調整
今回、原告から準備書面及び求釈明申立書が提出されたことから、裁判所は被告に対して、当然の如く「反論や回答はいつまでに提出するのか」と確認しました。ところが、被告は「追加の主張や回答の必要は無い」と答えました。そこで、原告は被告に対して、被告に対する求釈明のうち、『24条1項に「両性」との文言が用いられている点から憲法に違反しない』との主張のほかに主張予定はないかを確認しました。そうしたところ、被告は「そのほかに主張予定はない」と答えたため、原告は裁判所に対して、被告の回答を調書に記載するよう求めました。これに裁判所が応じて調書にその旨記載されました。
次回の期日においては、今回の被告の見解を前提として、原告が準備書面を提出することとなりました。
今回提出された書類は、Call4の「結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)」で公開されているのでご覧ください。
*傍聴席はほぼ満席でした。
次回期日
2019年10月15日午前11時(第3回口頭弁論) 名古屋地方裁判所 第1102号法廷
10月4日までに、今回の期日における求釈明を巡るやり取りを前提として、原告が準備書面を提出することとなりました。
期日報告会&しゃべろう同性婚
期日報告会には、裁判を傍聴していただいた方のほか、今まで裁判を傍聴していない方も複数名、参加されていました。
まず弁護団から、裁判の概要、これまでの経緯、期日でのやり取りなどについて説明をした上で、風間孝さんの司会で、名古屋青空部の代表者、NPO法人PROUDLIFEの代表理事とトークをしながら、この裁判に関する弁護士への質疑応答がなされました。
トークの終了後、5人一組で段ボールの円卓をつくり、ディスカッションタイムとなりました。まず、各参加者が円卓に同性婚などに関する不安やネガティヴなテーマを書き出した上で、その中からテーマを選び、そのテーマをいかにしてポジティヴなものにしていくかのアイディアをディスカッションしました。ディスカッションタイムの後、各グループからディスカッションの内容が発表されました。性のあり方の多様性に関する教育、同性カップル当事者のなかに同性婚について消極的な意見があること、同性カップルが子どもを持つこと等、各グループから様々なテーマが出て、そのテーマに対するアイディアが発表されました。
発表の終了後、参加者からこのイベントについての感想が述べられました。その後、風間孝さんから終わりの挨拶があり、最後に全員で記念写真を撮りました。
内容の充実したイベントであり、参加者も積極的に発言するなど、大変有意義なイベントとなりました。このようなイベントを地道に続けていくことで、社会が同性婚の問題に関心を持つようになっていけば幸いです。
次回以降も、毎回期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。