再び、画期的な判決が出ました！

2025年3月7日、「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟の高裁判決があり、名古屋高裁は、現行の法制度を憲法違反とする「違憲判決」が出されました。法の下の平等を定める憲法14条1項、個人の尊厳と両性の本質的平等を掲げた24条2項に違反するという判断です。高裁では、札幌、東京、福岡に続き、4連続の違憲判決。現行の法律婚を同性カップルが利用できないことについて、様々な場面での不利益を認定しました。こんなに違憲判決が続くのは異例中の異例です。それだけ現在の状態が、当事者にとって厳しい、困難な状況であるということです。

しかし、どんな判決が出ても、日本政府は「判決の行方を注視する」と答弁するにとどまり、同性婚の導入について本格的に検討を始めることすらしていません。これまでも歴代首相が「（同性婚の導入については）慎重な検討を要する」と何度も国会で答弁をしてきましたが、その「慎重な検討」すら全くなされず、この問題は長年放置されたままです。およそ１年後くらいには最高裁判所の判決も予想されていますが、いくら良い判決が積み上がっても、国会や政治が動かなければ法律は変わりません。

そこで、MarriageForAllJapanでは、政府と国会に、この問題を放置せずに、早急に同性婚の実現に向けた行動を示すことをあらためてお願いするために、今回change.org上で、オンラインでの署名を集めることにいたしました。宛先は、内閣総理大臣と、各政党代表です。どなたでも署名いただけます。ぜひ一人でも多くの署名をよろしくお願いいたします。

【署名ページ】

「日本でも同性婚の実現を！政府・国会は”注視”でなく、最高裁判決を待たずに今すぐ同性婚法制化へ動いてください」
http://change.org/marriageforalljapan2025

この問題は、ずっと先延ばしされてきました。もう時間がありません。訴訟が始まってからでさえ、6年が経過しました。原告カップルの中にも年配の方がおり、高齢の当事者も多くいます。中には、裁判の途中で病に倒れ、亡くなった原告さんもいます。愛し合うふたりが、異性であっても同性であっても、自由に結婚を選択できる社会にするために、ぜひ多くの人の声を、日本政府や国会議員に届けましょう。ぜひ署名にご協力ください。