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2023.05.07

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【Pride 7】森まさこ内閣総理大臣補佐官に「P7コミュニケ」を手交しました

G7広島サミットにおけるLGBTQ+関連の議論促進と各国首脳への政策提言に向け、3月30日(木)に開催された「Pride7 サミット2023」
LGBTQ+の人権保護・政策提言に関するG7の新たなエンゲージメントグループによる、世界初の国際市民サミットとして注目を集めましたが、その後も政策提言に向けた声明文書「P7コミュニケ」について、参加国との議論・調整を進め、4月17日(月)に正式版(英・日)をリリースいたしました。
森まさこ 内閣総理大臣補佐官に手交!
日本国政府への提出に関しては、4月21日(金)に、参議院議員会館にて、森まさこ内閣総理大臣補佐官(女性活躍及びLGBT理解増進担当)へ手交いたしました。
提出者は「Pride7日本実行委員会」を組織する各団体による代表者です。
写真右から:
・松中 権(公益社団法人 Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に 理事)
・寺原 真希子(公益社団法人 Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に 共同代表)
・五十嵐 ゆり氏(一般社団法人LGBT法連合会 理事)
・林 夏生氏(一般社団法人LGBT法連合会 代表理事)
・神谷 悠一氏(一般社団法人LGBT法連合会 事務局長)
・土井 香苗氏(国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウオッチ)
手交のようすがマスコミ非公開とされたため、提出前後に、参議院議員会真前にてメディア向けのぶら下がり取材を行いました。
「Pride 7 サミット 2023」当日の議論およびその後のエンドース・プロセスを経てまとめられた「P7コミュニケ」は、G7広島サミットの成果文書にLGBTQの課題を含めること、あらゆる政策分野において必要な法的・財政的・教育的措置を講じること、差別禁止法や婚姻の平等を保障する法律の制定など、11項目の取り組みを求めるものです。

森補佐官には、3月30日(木)の「Pride 7 サミット 2023」に政府代表として臨席いただきました。手交の際には、Pride 7の取り組みに対して「大変すばらしいこと」と評価してくださいました。また、森氏が担当している女性活躍対策とLGBT理解増進対策には「共通言語が多いと感じており、ともに連携し、専門性をもって進めていくべきである。法整備面で先行しているG6各国の協力も得ながら、総理にしっかりと伝えていきたい」と、力強いお言葉をいただきました。

ただ、G7広島サミットまでの成立が望ましいとされている「LGBT理解増進法案」は、自民党内で議論が停滞したままGWに突入。連休明けに議論が再開される見通しですが、G7サミットまでに法案成立まで漕ぎつけられるかどうかは不透明です。

4月16日(日)〜18日(火)に長野県軽井沢市で開催されたG7外相会合の共同声明でも、性的少数者らの権利促進や保護について「G7の継続的な世界的リーダーリップを再確認する」と明記されました。サミット本番で、日本の姿勢が大きく問われるのは必至。世論の高まり・各界からのオファー・自治体の取り組みなど、法案成立の環境はじゅうぶんに整っています。G7の議長国としてぜひ主導権を発揮していただきたいと思います。


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