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愛知訴訟第3回期日報告!
● 「結婚の自由をすべての人に」訴訟第3回期日報告
日 時:2019年10月15日11時00分から11時30分
場 所:名古屋地方裁判所 第1102号法廷
裁判官:桃崎剛裁判長 植村一仁裁判官 藤本理裁判官
内 容:
1.原告第2準備書面の正式提出
2.原告提出証拠(甲A139~163)の取調べ
3.原告による意見陳述
4.堀江弁護士による原告第2準備書面の要旨の陳述
5.裁判長から被告に対する求釈明
裁判長は、被告に対して、
①憲法24条1項の制定経緯・趣旨についての被告の考え
②憲法24条1項と憲法14条1項の関係(憲法24条1項で同性婚が想定されていないため、憲法14条1項にも違反しないとの被告の主張)の説明
③合理性(憲法14条1項に違反しないこと)を基礎づける具体的事実の摘示
④婚姻制度の趣旨・沿革についての被告の考え
の4点を書面で主張するよう求めました。
次回の期日までに、以上の4点に対し、被告が準備書面を提出することとなりました。
6.次回の裁判の日程調整
次回期日
2020年2月4日午前10時(第4回口頭弁論) 名古屋地方裁判所 第1102号法廷
2020年1月24日までに、今回私たちが提出した原告第2準備書面と裁判長から被告に対する求め(4点)を踏まえ、被告が準備書面を提出することとなりました。
今回の期日で提出された書類は、Call4の「結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)」で公開されているのでご覧ください。
*傍聴席は概ね埋まっていました。
●期日報告会
期日直後の報告会は、弁護士会館のホールで開催され、裁判を傍聴していただいた方を中心に十数名ほどの方が参加されました。
ここでは、弁護団から、裁判の概要、これまでの経過、本日の期日におけるやり取りなどを説明し、次に参加者から質疑応答がなされました。被告が裁判長からの求釈明に応じなかった場合はどうなるのかなどといった質問がなされました。
●公開授業&期日報告会&しゃべろう同性婚
午後6時からは、NPO法人ASTA様とマリフォーの共催で、ナディアパーク国際デザインセンターにおいて、公開授業&期日報告会&しゃべろう同性婚というイベントを行いました!
イベントでは、グループワークを合計4回行い、途中、風間先生により「なぜ裁判か?~裁判を戦う意味~」というテーマで講演が行われたり、弁護団から期日報告がなされたり、原告の方から挨拶などがありました。
非常に内容の充実したイベントであり、参加者の皆さんも積極的にグループワークに取り組むなど、大変有意義な時間でした。このようなイベントを地道に続けていくことで、社会が同性婚の問題に関心を持ち知識を深めていくようになっていけば幸いです。
次回以降も、毎回期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。