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【関西訴訟】第6回期日報告!!
「結婚の自由をすべての人に」関西訴訟弁護団より、2/19に開かれた第6回期日の報告が参りました!
●裁判期日報告
日時:2021年2月19日13時30分から13時40分
場所:大阪地方裁判所第202号法廷
内容:
1.原告側から、鈴木賢・明治大学法学部教授の陳述書をもとにした法的主張と国に対する反論が書かれた書面を提出しました。
2.山岸弁護士が意見陳述を行い、原告側が提出した書面の内容の概略が説明されました。
3.国と原告側の双方が次回の裁判までに反論等の書面を提出すると答えました。
4.次回以降の裁判の日程調整をしました。
5.今回の裁判も、新型コロナウイルス感染拡大防止のための傍聴席制限がありましたが、たくさんの方が傍聴に来てくださいました。山岸弁護士の意見陳述を前のめりになってうなずきながら聞いて下さる方もおられて、傍聴席からの熱気を感じました。
次回以降の予定
・第7回口頭弁論(次回期日)
2021年4月23日13時30分@大阪地方裁判所第202号法廷
原告側と国の双方から、相手の主張に対する反論等の準備書面が出されます。
・第8回口頭弁論(次々回期日)
2021年6月25日13時30分@大阪地方裁判所第202号法廷
原告本人等の尋問が実施される予定です(詳細は2021年5月21日に非公開で行われる進行協議手続きで決まる予定です)。
●期日報告会
裁判終了後に、大阪弁護士会館で期日報告会を開催しました(司会は三輪弁護士)。
冒頭では、亡くなられた東京地裁原告の佐藤郁夫さんへの黙祷が捧げられました。
佐藤弁護士、宮本弁護士、山岸弁護士から、今日の裁判でのやり取りの概要や意見陳述の内容について説明がありました。
次に,原告の皆さんから感想等が話されました。
川田さんからは、周囲で関係性をオープンにする同性カップルが増えてきている印象が報告され、法律上の婚姻が認められる必要性について語られました。田中さんは、クローゼットの当事者や地方で暮らす当事者の存在に触れられ、法的な問題をクリアにするためには同性婚の実現が必要であると語られました。坂田さんからは、亡くなった佐藤さんと一緒に同性婚の実現を喜びたかったがそれができなくなったことへの悔しさが語られ、佐藤さんが残したものを引き継いで同性婚を実現するとの決意を述べられました。テレサさんは、2年前の提訴から現在まであっという間だったが社会では同性婚に肯定的な意見が広がってきていることに触れられ、傍聴に来てくださった方に向けて引き続きの支援を呼びかけられました。
その後、寺野弁護士からは今後の裁判の流れについて、三輪弁護士からはマリフォーの活動等について、大畑弁護士からは全国の「結婚の自由をすべての人に」訴訟の動向について報告されました。
会場からもたくさんの質問をいただいて、実りのある報告集会となりました。
今日の裁判では尋問の予定日が指定され、大阪地裁での裁判も山場を迎えようとしています。原告の皆さんと弁護団とでしっかり準備をして、裁判所に対して同性婚実現に向けたメッセージを伝えていきたいと思います。皆さまの引き続きのご支援をよろしくお願いします。