最新情報
【東京・1次訴訟】控訴審判決期日と判決報告会のお知らせ
「結婚の自由をすべての人に」東京1次訴訟について、東京弁護団から、控訴審判決期日と判決報告会についてのお知らせです。
「結婚の自由をすべての人に」東京1次訴訟では、来たる2024年10月30日、ついに東京高等裁判所にて控訴審判決が言い渡されます。
提訴から5年8ヶ月、東京1次訴訟地裁判決から1年11ヶ月が経ち、この度いよいよ高裁判決の日を迎えることになりました。
全国で行われている各地の「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、これまで、札幌、東京(1次・2次)、名古屋、大阪、福岡で6つの地裁判決が、2024年3月には札幌高裁でも違憲判決が言い渡されてきました。本判決は、札幌高裁に続く2つ目の高裁判決となります。
判決当日は、判決後に記者会見&判決報告会を開催する予定です。判決期日及び記者会見&判決報告会の詳細は下記のとおりです。
法律上の性別が同性どうしというだけで婚姻を認められない現行法制度は違憲か合憲か、司法は婚姻の平等を認めるのか、結婚の自由と平等についてどのような判断を下すのか、ぜひご注目下さい。応援よろしくお願いいたします!
【判決言渡期日】
日時:2024年10月30日(水)10時~
場所:東京高等裁判所101号法廷
事件番号・事件名:令和5年(ネ)第292号 国家賠償請求控訴事件
◆傍聴の抽選
傍聴希望者が多数となることが予想され、当日裁判所から整理券が配布され抽選が行われる見込みです。詳細は、裁判所公式サイトをご参照ください。
https://www.courts.go.jp/app/botyokoufu_jp/list?id=6
◆判決直後の旗出し
判決直後、裁判所正門(総務省側)外付近において、判決結果をお知らせする「旗出し」(「勝訴」等の旗を掲げるもの)を行います。予想では10時40分前後になる見込みです。また、その様子をYouTubeマリフォーチャンネルにてライブ配信する予定です。
配信URL:https://youtube.com/live/WC6FcyY0rwg
※判決言い渡しの状況により、大幅に時間がずれる可能性があります。また、ライブ配信については、通信状況や機材トラブル等により、実施不可となったり画像音声が乱れたりする可能性があります。あらかじめご了承ください。
【記者会見&判決報告会】
当日の判決期日終了後、記者会見と判決報告会を霞が関プラザホールにて開催します。オンラインでの配信も行います。
◆スケジュール(予定)
① 記者会見 13:30頃~
報道機関の方を対象としていますが、一般の方も参加可能です。
② 判決報告会 14:45頃~
判決の概要、判決を受けての原告の感想や弁護団の見解等をお話します。どなたでも参加可能です。
◆場所 霞が関プラザホール
東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング1階
https://www.kasumigaseki36.com/access/
googlemap⇒ https://g.co/kgs/1nySJFF
◆オンライン配信
記者会見と判決報告会は、いずれもYouTubeマリフォーチャンネルにてライブ配信を行います。
配信URL:https://youtube.com/live/qtGX9yaDTYs
【注意事項】
- ご案内しております各開始時間はあくまでも予定であり、当日の状況により変動する可能性があります。また、ライブ配信については、通信状況や機材トラブル等により、実施不可となったり画像音声が乱れたりする可能性があります。あらかじめご了承ください。
- 記者会見・判決報告会の会場においては、主催者や報道機関による撮影が行われ、広く一般の方もご参加なされます。撮影されることや映り込みを望まない方は、会場に撮影禁止エリアを設けておりますので、そちらにお座りください。
- 報道機関や一般参加の皆さまには、撮影に際し、撮影禁止エリアにお座りの方が映りこむことのないよう、ご留意ください。撮影禁止エリアに向けてカメラやスマホを構えたり、撮影したり、それをSNSやネットに投稿することなどは、ご遠慮いただきますようご協力お願いいたします。
<X(旧Twitter)>
「結婚の自由をすべての人に」東京訴訟(1次・2次)に関する最新情報は、東京弁護団のXアカウント(@KejisubeTokyo)にて随時発信中です。
また、全国の「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告たちが直接発信する全国けじすべ原告団(@kejisubegenkoku)もよろしくお願いします。
東京弁護団のXアカウント⇒https://twitter.com/KejisubeTokyo
けじすべ原告団のXアカウント⇒https://twitter.com/kejisubegenkoku
<CALL4>
判決文、弁護団声明等は、準備でき次第、公共訴訟支援サイトCALL4のケースサイトにて可及的速やかに公開する予定です。
CALL4ケースサイト⇒https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000031
<ご寄付>
全国の「結婚の自由をすべての人に」訴訟弁護団へのご支援、ご寄付についても、CALL4のケースサイト内「支援をする」から受け付けております。
⇒ https://www.call4.jp/pay_regist.php?type=pay&items_id=I0000031
♪東京弁護団からのちょこっと解説♪
~控訴の理由・高裁判決注目ポイント~
東京1次訴訟地裁判決では、「現行法上、同性愛者についてパートナーと家族になるための法制度が存在しないことは、同性愛者の人格的生存に対する重大な脅威、障害であり、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとはいえず、憲法24条2項に違反する状態にある」との判断がされていました。しかし、一方で、憲法24条の「婚姻」に同性間の婚姻を含むものと解することはできないなどとし、あたかも「婚姻に類する制度」という婚姻とは別の制度を法律により構築することでも足りるかのような判示をし、法律上同性の者同士の婚姻を認めていない現行法が憲法14条1項、憲法24条1項及び2項に違反するものではないとした点は、全く受け入れられるものではなく、控訴に至った理由の一つです。
高裁においては、地裁の判断と変わるのか、結婚の自由と平等についてどのような判断を下すのか、ぜひご注目下さい。