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「結婚の自由をすべての人に」関西訴訟 大阪高裁第6回期日報告
日時:2024年11月13日11時から
場所:大阪高等・地方・簡易裁判所合同庁舎本館第202号法廷
裁判官:本多久美子裁判長、小堀悟裁判官、寺本佳子裁判官
内容:
1. 前回から裁判官に変更がありました(蛯名裁判官から寺本裁判官に変更)。
2. 控訴人(原告側)の主張が書かれた準備書面と証拠が提出されました。
3. 被控訴人(国側)の主張が書かれた準備書面と証拠が提出されました。
4. 控訴人の意見陳述が行われました。田中さん・川田さん、坂田麻智さん・テレサさんの意見が陳述されました。
5. 宮本弁護士から、裁判所に司法の責任を訴える意見陳述がなされました。
6. 裁判が結審となり、2025年3月25日(火)11時から判決が言い渡されることになりました。
7. 今日は結審ということもあり、多くの方が法廷まで応援に来てくださって法廷は満員となりました。意見陳述では控訴人の皆さんから合憲となった大阪地裁判決を見直すよう強いメッセージが述べられました。裁判官は全員、意見陳述する人の眼を見ながら聞いている様子で、きっと裁判官の胸に届いたと思います。次回はいよいよ判決が言い渡されます。大阪高裁はきっと違憲判断をしてくれると信じていますので、多くの方と喜びを分かち合えるよう多くの方の傍聴をお待ちしています。
次回期日
2025年3月25日(火)11時
※傍聴は抽選になると思われます。裁判の1週間ほど前に大阪高等裁判所のホームページで傍聴券交付情報が公開されます。弁護団からもアナウンスしますので関西訴訟弁護団のX等もご確認ください。
期日報告会
裁判終了後に、大阪弁護士会館で期日報告集会を開催しました(司会は三輪弁護士)。弁護団の予想を超える多くの方にご参加いただき、立ち見の方が出るぐらい会場は超満員となりました(立ち見となってしまった皆さん、すみませんでした)。
集会では、まず三輪弁護士から今日の裁判の内容が報告され、判決日が3月25日に決まったことの報告がなされました。
続いて、法廷で意見陳述をされた控訴人の皆さんから発言がありました。田中さんは、17年前に読んで感銘を受けた「yes」という雑誌を持って来ていて、17年経ってもまだ同性カップルが婚姻できない現状を打破したいと述べました。川田さんからは、傍聴に来てくださる方々のおかげで裁判を続けて来られたと、感謝の言葉が述べられました。坂田麻智さんは、大阪地裁判決を受けたときのショックを意見陳述に反映させたとのことで、違憲判断への期待を述べられました。坂田テレサさんからは、大阪地裁判決後にお子さんが生まれたという変化があったこと、裁判所には子育てをしている同性カップルに思いを馳せてほしいことなどが述べられました。
法定で代理人の意見陳述をした宮本弁護士は、婚姻の平等はいつか実現できればよいのではなく、早急に実現しなければならない問題であることを改めて訴えました。その後、森本弁護士、佐藤弁護士、大畑弁護士から判決に向けたコメントがなされました。また、三輪弁護士からは、法廷での闘いだけで結婚の平等を勝ち取るのは難しいこと、実現を願うすべての人に国会議員にお手紙を書くなどアクションをしてほしいとの訴えがありました。
参加者の皆さんからは、控訴人や弁護団への熱いエールや面白いご質問をいただき、充実した報告集会となりました。
次回はいよいよ大阪高等裁判所で判決が言い渡されます。いい判決を得て、皆さんと喜び合えるのを楽しみにしています。たくさんの方の傍聴をお待ちしています。
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