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MFAJのお知らせ ボランティア・インターン インターン紹介
2023.10.30
【インターン紹介】髙田楓加さん
マリフォーの活動に参加してくださっているインターンのご紹介、第13弾です！
＜自己紹介＞
こんにちは！ マリフォーインターンの髙田楓加（たかだ・ふうか）です。
私は2022年の8月からインターンを始めました。神奈川県の湘南地域にある大学（総合政策学部）に通っている２年生です。
私の趣味は友達や家族とのドライブ旅行、フィルムカメラで写真を撮ること、そしてSUPやカヌーといったマリンスポーツをすること。とにかく自然が大好きです！
この写真は、群馬県の四万湖で、母と早朝からカヌーをしに行ったときに撮影したものです。おそらく、日本でカヌーをするなら、ここの湖がいちばん鮮やかな青い色が楽しめるのではないでしょうか？ 早朝ならではの光芒がとてもきれいでした！
また、私には、超絶美人のオーストラリア人パートナーがいます（トリンドル玲奈さん似だと思います、ドヤッ）！
今年、彼女のお母さんが日本に来て、パートナー・私の母・祖父と一緒に、群馬県の四万温泉に旅行に行きました。
（右から２番目が僕、中央がパートナーです）
言語の壁もあり、とくに両親は緊張していましたが、お互いにコミュニケーションを取ろうと頑張っていて、全員に感謝です。とてもよいおもてなしができ、次の旅行が楽しみです！
また、最近撮った写真を自慢させてください（笑）。
これは、九州に家族でドライブ旅行に行き、世界遺産に登録されている宮崎県・高千穂町の風景を撮った写真です。熊本県の阿蘇くじゅう国立公園と、この高千穂町が、今まで訪れた場所でいちばん美しい眺めでした。
＜インターンに入ったきっかけ＞
私自身、トランスジェンダー男性（出生時の体は女性で心が男性）です。
高校留学でオーストラリアに赴き、その時に運命の出会いを果たしたパートナーと、オーストラリアで法律婚しました。
高校を卒業後、大学入学のため日本に帰国しました。
しかし、私の戸籍が女性であったことから日本ではパートナーと法律婚ができず、結婚しているにもかかわらず彼女は配偶者ビザが取得できなかったため、遠距離恋愛状態に陥ってしまいました。
そんな中、大学一年生の夏、「結婚の自由をすべての人に」訴訟（通称：けじすべ訴訟） 東京訴訟の裁判の傍聴に足を運びました。そして、私も当事者として、婚姻の平等を実現する活動に参加したいと思い、期日報告会のあと、マリフォー共同代表の寺原さん、そしてインターンをまとめてくださっている岸本さんとお話させていただき、参加が決まりました。
＜マリフォーでの活動内容＞
私はイベントの現場運営や、Instagramの企画運営に携わっています。
個人的にいちばん好きな活動はイベントのお手伝いで、4月の東京レインボープライド（TRP）に加え、6月に名古屋で開催された名古屋レインボープライド（NRP）や、6月に渋谷MODIで行った期間限定ポップアップスペースにスタッフとして参加し、イベント運営が大好きになりました！
これらのイベントでは、立法府の担い手である国会議員に、同性婚の法制化を直筆メッセージで求める「国会議員へ手紙を書こう！」企画を通して、多様な国籍・人種・ジェンダー・セクシュアリティの方々とお話させていただいたり、当事者を含むAllyの方々ともお話させていただいたりして、心の底から楽しめるとともに、非常に大きな学びになります！
とくに、NRPのとき、岐阜県から来たカップルの方が私に打ち明けてくださったお話や、台湾からのゲストのお話が印象的でした。都市部では当事者に対する認知や理解が進んできたため、住みやすくなってきたと感じる一方で、地方に住む当事者は生活する中での悩みや悔しさをまだまだ深く抱えていることを直接お伝えいただきました。「どこに住んでいても生きやすい社会をつくらなければいけない」と、改めて思いました。
（左下が僕。どの現場にも手ぶら同然で現れるので、インターンメンバーに毎回「湘南にBBQをしにきた人みたいだよ」とよくいわれます。笑）
また最近は、Instagram運営の一環で、動画編集に力を入れています。
周囲に自分と似たような境遇の人がおらず、相談相手が見つからない人や、どうしたらいいかわからず困っている人などに対し、SNSを通して、マリフォーの活動をより深く認知していただき、当事者を勇気づけたいと思っています。また、当事者ではない人に対しても、婚姻の平等を実現するためのムーブメントを広げ、より多くの人に一緒に考えていただくとともに、選挙投票などへの行動変容へとつなげていきたいです。
＜マリフォーインターンの魅力＞
マリフォーインターンの魅力は、結婚平等の実現に携わることができるのはもちろん、多様な人との出会いや、ふだん絶対できないような貴重な経験をさせていただけることです。また、当事者として、困ったときやどん底に陥ったときに、親身になって相談にのってくださったり、助けてくださるメンバーがそばにいてくださることです！
私は日本で2023年の4月に戸籍を男性に変更しました。
市役所に「日本でもパートナーと結婚できるか」と問い合わせたところ、担当者から法務局に確認を取ることになりました。すると、私がオーストラリアで結婚した時点では戸籍上女性であったことから、「髙田さんの結婚を日本で認めると、日本が同性婚を認めることになるため、婚姻届を提出してから数カ月〜2年間ほど判断を待つことになる」と告げられました。
通告を受けた当時は本当にショックで、将来の希望が見出せない状態でしたが、どうにかこの状況を打破したく、マリフォーのインターン仲間や社会人メンバーのみなさんに相談した結果、特定活動ビザを申請する案をいただきました。申請にあたってどうすればいいのか、最初は何もわからなかったのですが、親切に教えていただき、おかげさまで最近、パートナーは無事特定活動ビザを獲得できて、晴れて私はパートナーと日本で一緒に暮らせています！
マリフォーの方々による支援や活動で、本当に困っている当事者が救われているのだと、心の底から実感しました。また「当事者が幸せに生きられるように」と、社会の流れを変え、今後も働きかけていくチームの一員に加わることができ、やりがいを感じています。マリフォーのインターン活動で得られる経験は、人生の宝物だと思います！
これからも声を上げ続け、結婚の平等が実現されるまで突き進んでいきたいです！！
現役大学生でありながら、マリフォーでの活動に加え、トランスジェンダー当事者が直面する問題を解決する事業も手がけている高田さん。我々も髙田さんに学ぶことが非常に多く、日々の活動を通して、その精度や密度を高め合えていることを実感できる頼もしい存在です。これからも伴走いただけるとうれしいです！
📢インターン募集のお知らせ📢
マリフォーでは、私たちとともに活動してくださるインターンを募集しています。
結婚の平等（同性婚の法制化）実現に向け、みなさまのお力をぜひお貸しください！
ご興味をお持ちの方は、以下Googleフォームに必要事項をご記載のうえ、ご登録をお願いいたします。
https://forms.gle/Xj6zGYHqHgrXQ81h9
応募詳細は、ご登録いただいたメールアドレス宛てにご連絡を差し上げます。
みなさまからのアクションをお待ちしております🫶