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札幌地裁で第1回口頭弁論がありました!
「婚姻の自由をすべての人に」北海道訴訟第1回期日報告
日時:2019年4月15日13時30分から14時20分
場所:札幌地方裁判所第805号法廷
裁判官:武部知子裁判長 松長一太裁判官 臼倉尭史裁判官
内容:
- 訴状の正式提出
- 答弁書の正式提出
- 証拠の取調べ
- 須田布美子弁護士による訴状の説明と意見陳述
- 原告Eさんによる意見陳述
- 原告国見亮佑さんによる意見陳述
- 次回の裁判の日程調整
今回提出されたり読み上げられた書類は、Call4の「結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)」で公開されているのでご覧ください。
傍聴席は札幌地裁で最も大きい805号法廷の80席が満席。傍聴券配布に間に合わなかったため、傍聴いただけない人もいました。
次回期日
2019年7月8日13時30分(第2回口頭弁論)
6月17日までに、国の反論書面が提出されることになりました。また原告側からも、最近の同性婚や性的マイノリティに関する世の中の動きをまとめた書面と証拠を提出することになりました。
期日報告会
裁判を傍聴できなかった人、傍聴できたけどよくわからなかった人のために、期日終了後に、札幌弁護士会館で期日報告会を開催しました。お茶とお菓子を囲んで、和やかな会となりました。
まず弁護団の綱森弁護士から、裁判の仕組みや裁判に関わる人たちのこと、さらにこの日の裁判の手続の内容について、裁判の傍聴が初めての方にも分かりやすく説明しました。
質疑応答を経て、原告たかしさんのお姉様から、感動的なスピーチをいただきました。たかしさんとずっと一緒に暮らしていながら、たかしさんの苦しみをまったく理解してあげられなかったことを悔やみ、今はパートナーの亮佑さんとともに、家族として受け入れていることをお話いただきました。そして最後には、同性愛者であることを悩み、自ら命を絶つ人もいる中で、お二人に対し、「生きていてくれてありがとう!」と心からの感謝の言葉を述べられました。この言葉に、会場にいるほとんどの人たちが、涙腺を崩壊させていました。
次回以降も、毎回期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。