最新情報
大阪訴訟第3回期日報告!
●「婚姻の自由をすべての人に」大阪訴訟第3回期日報告
日 時:2019年10月25日10時30分から10時40分
場 所:大阪地方裁判所第202号法廷
内 容:
1. 原告側から,国に対する求釈明(質問)や国家賠償法の解釈に関する書面を提出しました。
※「求釈明」とは,原告や被告に対して,質問をしたり,資料の提出を求めたりすることをいいます。
2. 国は,原告側からの求釈明に対しては「すでに回答済みなので釈明は不要」と答えました。
国家賠償法の解釈を巡る争点については,「反論を検討する」と答えました。
3. 大畑弁護士と佐藤倫子弁護士から,口頭で再度求釈明に対する回答を求めましたが,国は「釈明の必要なし」との回答に終始しました。
4.次回の裁判の日程調整をしました。
次回期日
2020年2月7日 15時00分(第4回口頭弁論) 大阪地方裁判所第202号法廷
国は同性婚を認めない理由を説明することに非常に消極的なので,原告側で主張立証をさらに展開することになりました。今年中に原告側から準備書面を提出します。
本日の裁判は,天候が悪い中,大勢の方が傍聴に来てくださり,大法廷がほぼ満員になりました。
原告の皆さんの知り合いの方もたくさん来ておられて,元気づけられたと思います。
●期日報告会
裁判終了後に,大阪弁護士会館で期日報告会を開催しました(司会は三輪弁護士)。
期日報告会には傍聴よりもたくさんの方に来ていただき,会場は溢れんばかりとなりました。
天気の悪い中たくさんの方が応援に来てくださり,とても勇気付けられました。
まず,山岸弁護士と寺野弁護士から,この日の裁判の手続の内容について説明がありました。
国に対する求釈明を巡るやり取りや相互保証の争点について解説されました。
また,大畑弁護士からは他の地域の裁判の進行が,佐藤倫子弁護士からは法廷でのやり取りについて解説されました。
次に,原告の皆さんから発言がありました。
皆さんからは,雨の中傍聴に来て下さった方への感謝の気持ちや,国の不誠実な対応への怒り,今後の裁判への決意などが述べられました。
会場からもたくさんの応援のメッセージをいただきました。
応援メッセージ以外にも,企業への働きかけが重要であるというアドバイスや,裁判だけでなく社会全体で差別に立ち向かう必要があるという指摘もありました。
今後も皆さんからのアドバイスや応援を励みにして,良い判決を勝ち取れるよう頑張りたいと思います。
毎回裁判の後には期日報告会を開催して裁判の内容について説明する機会を持ちますので,引き続き傍聴のご支援をよろしくお願いします。