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港区、さいたま市、浜松市の喜びの報告 パートナーシップ制度、新たに13自治体で開始
さる4月1日に全国13自治体でパートナーシップ制度が導入され、各地で第1号カップルの喜びの声が伝えられました。
東京都港区
東京都港区の大友さん梅田さんカップルは、武井区長から「みなとマリアージュカード」を受け取った第1号。
「付き合って16年のパートナーと結婚とか契約的な事とは無縁だろうなと思ってきましたが、港区の制度が出来て私たちが第1号となり、たくさんの人との縁を感じながら式に臨んでいます。自分でもびっくりするくらい感動して、一言述べる際にはまさかの涙声になってしまいました。」と感動を語っていらっしゃいました。
埼玉県さいたま市
埼玉県さいたま市のパートナーシップ第1号となった、稲垣さん立崎さんカップルは、2018年に同市に請願を提出した当事者です。
「請願が採択されてから時間は経ちましたが、今日は本当に感慨深いです。昨夜も、よく眠れないほどでした。埼玉県初で、県唯一の政令指定都市での導入は、県内他の62自治体の当事者や家族の希望や夢に繋がると思っています。ただ、この制度に法的効力がないのは残念です。1日も早い同性婚の実現を望みます。」とおっしゃいました。
静岡県浜松市
静岡県内初の制度導入自治体となった浜松市では、4月1日の初日に4組が宣誓を行いました。
鈴木市長を囲んで、向かって左に国井さん鈴木さんカップル、右に加藤さん山本さんカップル
宣誓第1号となったのは、トランスジェンダー男性の鈴木げんさんと国井良子さん。
鈴木さんは「浜松トランスジェンダー研究会」を主宰しており、宣誓式には当事者やアライ(支援者)も駆けつけた。鈴木さんは「この制度によって、性的マイノリティが社会に多く存在している事を知ってほしい。浜松に幸せなカップルが増えて欲しい」と語りました。
同市の制度は戸籍上男女の事実婚のカップルも使えるため、山本海行さんと加藤千恵子さんの事実婚カップルも宣誓を行いました。加藤さんのこれまで人生で使ってきた名前を変えたくない思いから、二人は事実婚を続けてきました。加藤さんは「彼が手術を受ける時、立会いに仕事を休もうとしても、職場の理解が得られなかった。パートナー関係が認められて、震えるほどうれしい」と喜びの声を語りました。 左から、鈴木さん、国井さん、加藤さん、山本さん
大友さん・梅田さん、稲垣さん・立崎さん、鈴木さん・国井さん、山本さん・加藤さんはじめ、皆さまの末永いお幸せを祈っております。
現在、パートナーシップ制度が導入されているのは、全国47の自治体です。
カバー人口は、4分の1になりましたが、まだまだパートナーシップ制度がない自治体があります。
パートナーシップ制度の地域差が無くなるように、また、さいたま市のパートナーシップ第1号となった稲垣さん立崎さんのおっしゃられるように、法的効力があり日本全国をカバーする同性婚の早期の実現を目指しましょう!
図表:©︎pablo suzuki(出所:自治体にパートナーシップ制度を求める会)