「結婚の平等にYES！～YES！FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーンをスタート！

LGBTQ+に対するあらゆる差別に反対し、人権に対する意識を世界的に高める日であるIDAHOBIT（アイダホビット／多様な性にYESの日※）である2023年5月17日（水）、私たちマリフォーは、「結婚の平等にYES！〜YES！FOR MARRIAGE EQUALITY」をスタートし、厚生労働省にて記者会見を行いました！

「結婚の平等にYES！ YES! FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーン記者会見

私たちが新しくスタートした「結婚の平等にYES！〜YES！FOR MARRIAGE EQUALITY」とは、結婚の平等（同性婚の法制化）に向けて、日本社会全体のさらなる理解促進・機運向上のため、地域やセクターの枠を越えた全国横断アクションを行おうとするものです。

このキャンペーンでは、日本全国でLGBTQ+に関する活動をされておられる団体、個人、企業・教育機関などの皆さまと連携して、勉強会やイベント、発信・交流の機会を広げていきたいと考えています。

「結婚の平等にYES！ YES! FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーン記者会見

記者会見には、その日までにキャンペーンにご賛同くださった全国10エリア（北海道・宮城・石川・神奈川・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄）の支援団体のみなさまにもご臨席いただきました（代理出席の地域あり）。

日本で結婚の平等が実現するその日まで、キャンペーンを継続し、上記の10エリア以外の地域や、10エリアを含む日本全国でコミットいただく団体・個人・企業・教育機関などのみなさまの輪を広げていく予定です。

＜2023年5月17日時点の参加団体＞

◎公益社団法人Marriage For All Japan –結婚の自由をすべての人に（結婚の平等にYES！事務局）

①（北海道）さっぽろレインボープライド（会見参加：実行委員長柳谷由美さん）

②（宮城）にじいろCANVAS（会見参加：共同代表小浜耕治さん）

③（石川）金沢レインボープライド（会見参加：共同代表 Diana Hoon（ダイアナ・フーン）さん）

④（神奈川）レインボー逗子（会見不参加）

⑤（東京）プライドハウス東京（会見参加：共同代表五十嵐ゆりさん）

⑥（愛知）名古屋レインボープライド（会見参加：共同代表 Lyra-h Grail（ライラ・グレイル）さん）

⑦（大阪）虹色ダイバーシティ（会見参加：事務局長有田伸也さん）

⑧（広島）広島県セクシュアル・マイノリティ協会（会見不参加）

⑨（福岡）カラフルチェンジラボ（会見参加：FRENS 代表小野アンリさん）

⑩（沖縄）てぃーだあみ（会見不参加）

「結婚の平等にYES！ YES! FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーン記者会見

記者会見では、マリフォー理事・松中より「様々な問題と同様にSNSや報道で反対の声は目立ち、拡散もされやすい一方で、応援・賛同する声は社会の中で可視化がされにくい。このキャンペーンを通じて、日本全国の皆さまと一緒に行動して、賛同の輪を広げていきたい」という、私たちがこのキャンペーンを発足した想いをお伝えしました。

ご参加いただいた実行委員会の団体・当事者のみなさまからも、それぞれコメントをいただきました。抜粋ではありますが、みなさまのコメントをご紹介させていただきます。

“北海道や地方にもLGBTQの当事者がいるということや、婚姻の平等に関して全国の仲間とともに声をあげてきたい”（さっぽろレインボープライド・柳谷由美さん）

“私も同性パートナーと30年暮らしてきている。結婚ができる状況が必要だというナマの声を届けることができれば”（にじいろCANVAS・小浜耕治さん）

“私はすばらしい日本の女性と恋に落ちました。そして、私たちは幸せな生活を送り、石川県内にも家を建てました。昨年にはパートナーシップも確立しました。しかし、残念ながら法的な形では結婚はまだできていません。これからもみなさまのサポートをお願いします”（金沢レインボープライド・ Diana Hoon（ダイアナ・フーン）さん）

“ルールや仕組みから除外されるのではなく、そこにしっかりインクルードされることによって、『安心感』『ここで生きていっていいんだ』『この国に住んでいけるんだ』『未来に希望が持てるんだ』そのような活動の一助になりたい”（プライドハウス東京・五十嵐ゆりさん）

“他人ごとではなく自分ごとでもあるよ、ということをもっともっと可視化していけるように”（名古屋レインボープライド・ Lyra-h Grail（ライラ・グレイル）さん）

“（5月28日に実施するクルーズイベントなどで）婚姻の平等がいかに必要かということを大阪の街に可視化していきたいと思っています”（虹色ダイバーシティ・有田伸也さん）

“これまでずっと、『NO』の声だけを聞き続けてきました。初めて誰かにYESと言われるまでは、『好きな人と結婚できないことは、おかしいんだ』と思うことすらできなかった。子どもたちにそうなって欲しくない。一緒に『YES』の声を届けてほしい”（カラフルチェンジラボ・小野アンリさん）

また、1社目の賛同企業となった日本コカ・コーラ株式会社より、パトリック・ジョーダン人事本部長にご臨席いただきました。

日本で結婚の平等が認められていないことでご自身が日本で直面したご経験のほか、コカ・コーラ社が約2万人の関連会社の従業員に対して、同性パートナーを法的婚姻関係にある配偶者と同等に扱う社内制度ついて紹介していただき、今後も、日本全体でLGBTQ+コミュニティへの意識を高めていく活動を進めたいとご発言をいただきました。

マリフォーは、（私たちが中心になるのではなく）各エリアのみなさまとともに、このムーブメントを日本全国に広げていきたいと考えています。