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【愛知訴訟】控訴審第3回期日・傍聴ツアー・期日報告会レポート
「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟・控訴審の第3回口頭弁論期日が行われましたので、愛知弁護団より詳細をご報告いたします。
「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟 控訴審第3回期日報告
日時:2024年6月27日11時00分
場所:名古屋地方裁判所 第1号法廷
裁判官:片田信宏裁判長 山本万起子裁判官 鈴木幸男裁判官
内容:
1.書面の提出
控訴人(原告)は、国際法の観点から反論を補充する主張書面と、同性カップルを婚姻制度から排除したまま別の制度をつくる場合に生じる問題点に関する主張書面を提出しました。
また、控訴人カップルが里子を育てている生活状況について、控訴人鷹見さんの陳述書を提出しました。
2.法廷での意見陳述
控訴人鷹見さんご本人が、子育ての様子やそれを踏まえて感じていることについてスピーチ(意見陳述)を行いました。
スピーチ全文は、訴訟資料タブから、高裁>その他>「控訴人鷹見さん意見陳述要旨」でお読みいただけます。
また、弁護団の砂原薫弁護士と矢﨑暁子弁護士が、今回提出した書面のポイントをスピーチ(陳述)しました。
書面そのものは、訴訟資料タブから、高裁>主張>「第6準備書面」「第7準備書面」で、スピーチ内容は、高裁>その他>「代理人意見陳述要旨」でお読み頂けます。
第6準備書面は、国際人権法に基づく主張です。
第7準備書面は、同性カップルを婚姻制度から排除したまま別制度をつくるとなるとどのような制度がありうるか、パターンわけして問題点を具体的に明らかにしました。
3.次回期日
2024年11月5日(火)11時00分(第4回口頭弁論)
名古屋地方裁判所 第1号法廷
次回の弁論期日は2024年11月5日(火)11時です。
国から反論書面が提出される予定です。
控訴人からは、社会の変化を表す事実を整理して主張する予定です。
次回までに裁判所が「もう十分主張立証されて判決を書ける」と判断した場合、次回で結審する可能性もあります。
4.傍聴ツアーのご報告
今回の期日でも、松本直也さん(Team.S@とよた)の主催で傍聴ツアーが開催されました。今回も初めて傍聴に来たという方がたくさん来てくださいました。
次回は結審の可能性があり、判決前に傍聴で応援できる最後のチャンスになるかもしれないので、ぜひ奮って傍聴ご参加ください。
傍聴席を満席にできるよう、多くの方に傍聴へお出かけいただけるのをお待ちしております!
期日報告会
期日と同じ日の午後7時から、樹梨杏さん(名古屋レインボープライド共同代表)の司会により、WEBでの期日報告会が開催されました。
まず、第1部では、弁護団の水谷陽子弁護士と矢﨑暁子弁護士から、控訴審第3回口頭弁論期日でのやり取りや主張書面の内容について報告がありました。また、松本直也さん(Team.S@とよた)から、今回2度目の開催になる傍聴ツアーについて、ご報告をいただきました。
次に、第2部では、ライラさん(名古屋レインボープライド共同代表)と後藤彩仁さん(同上)、マリフォーくまちゃんをお招きして、6月15日(土)に開催された名古屋レインボープライドについて、パレードの様子や、公益社団法人Marriage For All Japan(マリフォー)のブースの様子等を、たくさんの写真で振り返りました。
視聴者の方からも、今回の期日やこの裁判について、ご感想や応援のメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございました。
報告会は、Youtubeのアーカイブ動画となっていますので、ぜひご覧ください(https://www.youtube.com/watch?v=keAsdtJtc9Y )。
次回以降も、期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。
愛知訴訟をもっと応援したい!という方へ
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