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2023.11.23

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アーティスト・與 真司郎さん(AAA)とのコミュニティ対話会に参加しました!

LAを拠点に活動するアーティスト・與 真司郎さん(AAA)を囲むコミュニティ対話会に、マリフォーのユースメンバーが中心となって参加しました。

(中央の與さんを囲んで記念撮影に臨む参加メンバー)

今年7月に開催されたファンイベントで、自身がゲイであることをカミングアウトした與さん。幼少期から自身の性的指向を隠し続け、14歳で芸能界入りしたあとも“バレたら仕事を失うかもしれない”という恐怖から誰にも相談できず、本当に辛い思いをして生きてきたといいます。公表後、多くのファンやフォロワーから激励のメッセージを受け取ったそうで、「日本の若い当事者の話を直接聞いて、自分に何ができるのか真剣に考えて行動していきたい」と強く願い、今回の対話会が実現しました。

呼びかけに応じて対話会に参加したのは、日本でさまざまな側面からLGBTQ+当事者の人権向上活動に取り組む20〜30代前半のユースたち。LGBT法連合会 理事で事務局長の神谷悠一さん、一般社団法人fair代表でジャーナリストの松岡宗嗣さん、臨床心理士 みたらし加奈さん、YouTuber 木本奏太さんらに加え、マリフォーからは、インターンの小野関さん・髙田さん・越野さんと、共同代表・寺原、理事・松中と柳沢、メンバー村木・時枝・佐藤・沖島が参加しました。

左から、マリフォーメンバーで虹色ダイバーシティ代表の村木、同じくメンバーでLGBT法連合会代表理事の時枝、社会福祉士で認定NPO法人ReBit代表の薬師実芳さん、東京レインボープライド代表理事の杉山文野さん。薬師さんは、日本全国でLGBTQ+当事者のキャリア支援を行う過程で、とくにトランスジェンダーの若者たちが直面する差別や困難について訴えました。

與さんの体験談に耳を傾けるプライドハウス東京レガシーのユースたちとマリフォー小野関さん。

寺原からは、同性どうしでも愛し合うふたりが日本で結婚できるようにさまざまな活動を行うマリフォーや「結婚の自由をすべての人に」訴訟の現状を紹介しました。
佐藤が「與さんの話をお伺いして、みなさんが安心して生きられる社会や環境を早急に作るのが我々アライの役目ですね」と話すと、参加者から大きな拍手が。與さんは「僕たちはなりたくて性的マイノリティになったわけではないし、気を遣われたいわけでもなくて、本当にごく普通なんです。当事者がみんなカミングアウトするべきだとは思いませんし、各々が決めればいい。でもそれを普通のこととして受け入れる環境を作ってほしいと思いますし、アライのみなさんに期待します」と応えました。

対話会を終えた與さんは「僕にも『自分がおかしいんじゃないか』と思い込んで、生きるのが本当に辛い時期がありましたが、カミングアウトしてから、世界中にたくさんの同志がいることがわかりました。アメリカや日本にサポートしてくれる仲間がいてくれたからこそ今の僕がいます。性のあり方で悩む人々に『あなたは決してひとりではないよ』と訴えていきたい」と語りました。

対話会の模様を含む與さんの密着ドキュメントが、11月23日(木・祝)23:00から放映される日本テレビ系列の報道番組『news zero』にて放送される予定です。ぜひご覧ください。


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