ふたりの人間が、お互いを信じ、寄り添いながら、
晴れの日も雨の日も長い道のりをともに歩いていく姿は、
なんて美しく愛おしいのだろう。
愛し合うすべてのふうふを祝福するために、
私たちは11月22日を「いいふうふの日」と名付けました。
2021年は、日本における「同性婚の実現」に
賛同してくださるイラストレーターや作家の方々に、
「いいふうふの日」を感じさせる
人々や日常の暮らしをテーマに作品を描いていただきました。
性的指向や性自認に関わりなく、「LOVE IS LOVE」。
私たちが気づいていないだけで、
この国には実は、たくさんのふうふが暮らしています。
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網中いづる (あみなかいづる)
イラストレーター。書籍、雑誌、企業広告、パッケージ、ファッションブランドへのデザイン提供など幅広く活動する。
主な書籍装画の仕事として『三つ編み』(早川書房)、『テヘランでロリータを読む』(河出文庫)他多数。 -
加藤 大 Hiroshi Kato
主に女性誌や広告、書籍装幀などで活躍。
ファッションブランドとのコラボレーションも多数、アイテム制作ほかショップの壁画やウィンドウディスプレイも手がける。コメント
誰もが、ありのままの自分でいられる。
大切なひとと、おだやかな日々を
共に重ねていけること。
ささやかな日常に彩りを添えながら。
そんな気持ちをこめて描きました。 -
川崎由紀
北海道生まれ。
手描きによる温かみのあるイラストレーションで雑誌、書籍、教科書、パッケージ等の制作多数。
山田博之イラストレーション講座修了、TIS会員。コメント
今回「いいふうふの日」のイラストを描かせていただき「同性婚」について考えるきっかけになりました。
ありがとうございます。ちょうど衆院選の時期とも重なり、真剣に考えるべき事なのだと実感しました。
私が描いたカップルは性別はあまり意識せず穏やかに惹かれ合う二人を想像して描きました。
性別ありきではなく「人」と「人」として心を通わせられる世の中になったら素敵だと思います。 -
小池アミイゴ
長澤節主催のセツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。1988年よりイラストレーターとして活動開始。90年代はCLUB DJとして表現の現場創り。0年代は日本各地で地方発信のムーブメントをサポート。2011年3月11日以降「東日本」をテーマに作品を製作。テレ屋をこじらせ絵を描き続けています。
コメント
様々ボクの友人にも同性カップルは何組もいますが、ボクがまず向き合うのは「ひとり」。
「ひとり」の人としての魅力に心惹かれるという考えです。
その「ひとり」を支えるパートナーがあるのなら、それは素晴らしいことだし、それを性別で測ることはありません。
今回、結ばれた2人を枠の中に納めてしまうで無く、社会的な存在の2人組ユニットとして表現出来たらいいなと、2人の魅力的人物を紙からはみ出る勢いで描きました。 -
Jonathan
セツモード在学時から、ぼくらのハッピーゲイライフ誌の表紙イラストを描いていました。
コメント
様々なカップルが末永く幸せに暮らせるよう応援しています。
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中村 珍
漫画家・ライター・イラストレーター。
著書に『レズと七人の彼女たち』『ママ母手帳』『羣青』など。コメント
ひらがな化が万人に対する正解とは思いませんし、私個人に限った話をすると11月22日に無関心ですが、「いい夫婦」という性別指定が誰かに疎外感を呼ぶのは普通ですし、多くのカップルを示せる表現の模索は明るいことだと感じます。
ひらがなでも、別の表現でも、どんな・いくつの方法でもいいと思いますが、「夫婦」を自称したい夫婦も「ふうふ」を自称したいふうふも選択肢を奪われず、他の呼称を選びたい人々の存在も当然認められ、誰の「自分(たち)をこう称したい」という願いも軽んじられない世相を望みます。 -
林克彦
多摩美術大学大学院美術研究科修了。
日本画を主としながら、様々な表現で制作をしています。
近作では「結婚」や「二人の関係」についてをテーマに描いています。コメント
10年前の2011年にニューヨーク州で同性婚が合法化された時、世界が確実に変化している事を実感したのを覚えています。
自分にも結婚の可能性があるんだ。
それまでゲイである僕には、そもそも結婚という人生の選択肢はありませんでしたし、考えないようにしていました。
あのニュースは、僕がパートナーとの将来を考える可能性を広げてくれて、日本が全ての人に結婚の平等を認める国になって欲しいと願うきっかけになりました。 -
ミヤタタカシ
懐かしさをテーマに作品制作をおこなうかたわら、絵本、書籍の装画、パッケージデザインなどに作品を提供しています。
2019年ボローニャ国際絵本原画展入選後、翌年にはエンブックスより赤ちゃん絵本「ぶーらんぶーらん」を出版。
2021年1月には広島の御手洗街並み保全地区での滞在制作に関する個展を呉市立美術館にて開催しました。コメント
このようなプロジェクトに参加させていただきありがたく思うと同時に、僕自身も改めて同性婚を実現する大変さについて考えるきっかけとなりました。
今日本にある同性婚に対する壁が解放されることを願いながら、柔らかくノビノビとした線で、二人が自然と溶け合うようなイメージで今回の作品を描きました。
この作品が少しでもこのプロジェクトの思いを届ける助けになればと思います。 -
millitsuka
イラストレーター、東京生まれ東京育ち。
散歩を繰り返すことにより理想の状況や空間を収集したのち、それらを持ち帰りイラストを描いたりしています。
第14回グラフィック 1_WALL ファイナリスト、第206回ザ・チョイス 入選、HBファイルコンペvol.31 仲條正義賞。コメント
しあわせな2人の、いつまでも続く穏やかな生活を描きました。
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山中正大
福岡県生まれで、猫2匹と都内で暮らしています。
イラストと陶芸の仕事をしています。コメント
好きな人と普通に暮らして、普通に結婚できることが当たり前のシンプルな社会になってほしいです。
東急プラザ表参道原宿
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Marriage For All Japan”いいふうふの日”イラスト展
期間 | 2021年11月19日(金)〜12月25日(土) |
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時間 | 11:00〜20:00 |
場所 | 東京都渋谷区神宮前4丁目30−3 東急プラザ表参道原宿 5階スペース(Tシャツ10種) 6階おもはらの森(ポスター10種) |
コメント
すべての人に平等に結婚の自由を。
すべてのふうふの幸せが続きますように。